結論
家を高く売るために、必ず高額なハウスクリーニングをする必要はありません。
大切なのは、
家全体を新品のようにすることではなく、
買主が内覧したときに、「きちんと手入れされている家だな」と感じられる状態にすることです。
買主が特に見ているのは、
- 玄関の清潔感
- キッチンの油汚れ
- 浴室の水垢やカビ
- 洗面所やトイレ
- 床や窓の汚れ
- 収納内部
- ベランダや庭
- 室内の臭い
などです。
例えば、
築20年の家でも、
きれいに整理され、
水回りが清潔で、
室内に嫌な臭いがなければ、
買主の印象は変わります。
反対に、
築浅住宅でも、
玄関を開けた瞬間に、
物が散乱している。
水回りが汚れている。
強い臭いがする。
となれば、
家そのものまで悪く見えてしまう可能性があります。
ハウスクリーニングの目的は、家を新しく見せることではなく、本来その家が持っている魅力を、汚れによって隠さないことです。
「家を売る前にハウスクリーニングした方がいいですか?」というご相談があります
株式会社エルライフには、このようなご相談をいただいております。
- 売却前にプロの掃除を頼んだ方がいいですか?
- 自分で掃除するだけではダメですか?
- 水回りだけお願いする方法でもいいですか?
- 空き家なのでかなり汚れています
- クリーニング代をかければ高く売れますか?
売主様としては、
少しでも高く売れるのであれば、
きれいにした方がいい。
そう考えると思います。
もちろん、
清潔感は大切です。
しかし、
10万円かけて掃除したから、
10万円高く売れる。
20万円かけたから、
20万円高く売れる。
というものではありません。
だからこそ、
どこにお金をかければ、買主の印象が良くなる可能性があるのかを考えることが重要です。
① 買主は玄関に入った瞬間の印象を見る
内覧で、
最初に買主が見る場所。
それが、
玄関です。
玄関を開けた瞬間に、
靴がたくさん並んでいる。
砂やホコリが目立つ。
傘や荷物が置かれている。
嫌な臭いがする。
これでは、
第一印象が悪くなってしまいます。
反対に、
玄関が整理され、
明るく、
清潔に見えるだけでも、
家全体の印象が良くなることがあります。
内覧前には、
- 靴をできるだけ収納する
- 玄関床を掃除する
- 不要な傘を片付ける
- 下駄箱の上を整理する
- 臭いを確認する
など、
まず玄関から見直しましょう。
最初の数秒の印象を大切にすることが、内覧では非常に重要です。
② 買主は水回りの清潔感を見る
ハウスクリーニングを考えるのであれば、
特に確認したいのが、
水回りです。
例えば、
- キッチン
- 浴室
- 洗面台
- トイレ
などです。
買主は、
毎日使う場所だからこそ、
細かく見ることがあります。
キッチンの油汚れ。
浴室のカビ。
鏡の水垢。
洗面台の汚れ。
トイレの臭い。
こうした部分が目立つと、
実際の設備状態以上に、
「かなり古そう」
「交換しないといけないかな」
と思われる可能性があります。
設備を交換しなくても、きれいにすることで本来の状態を見てもらえる場合があります。
③ 買主は「汚れ」と「劣化」を分けて見ている
これは、
非常に大切です。
古い家だから、
全部きれいにはならない。
もちろんです。
築20年。
築30年。
生活してきた家には、
経年劣化があります。
しかし、
経年劣化と、
単純な汚れは違います。
例えば、
床の傷は、
掃除では消えません。
でも、
床のホコリは取れます。
浴室設備が古いことは変えられません。
でも、
カビや水垢は掃除できる場合があります。
窓が古いことは変えられません。
でも、
ガラスの汚れは落とせます。
変えられない築年数や劣化ではなく、今できることをきちんとする。
それだけでも、
買主が受ける印象は変わります。
④ 買主は臭いにも敏感です
写真では伝わらない。
でも、
内覧ではすぐに分かる。
それが、
臭いです。
例えば、
- タバコ
- ペット
- 排水口
- 生ゴミ
- カビ
- 長期間閉め切った空き家特有の臭い
などです。
売主様は、
毎日その家にいるため、
臭いに慣れていることがあります。
しかし、
初めて入る買主は、
すぐに気づくことがあります。
内覧前には、
換気する。
排水口を掃除する。
ゴミを処分する。
布製品を整理する。
必要に応じて専門業者へ相談する。
などの対応を考えます。
香りで隠すのではなく、臭いの原因を確認することが大切です。
⑤ 買主は「大切に住まれてきた家か」を感じ取る
掃除というと、
単純に、
汚れている。
きれい。
だけの話に思えるかもしれません。
でも、
私は、
もう一つ大切な意味があると思っています。
きれいに整理されている。
水回りも手入れされている。
庭も荒れていない。
収納も確認できる。
すると、
買主様は、
「この家は大切に住まれてきたんだな」
と感じることがあります。
もちろん、
掃除だけで建物状態が良いと判断できるわけではありません。
しかし、
家をどのように扱ってきたのかという印象は、
購入判断にも影響することがあります。
ハウスクリーニングは、単なる掃除ではなく、家を大切にしてきたことを伝える一つの方法でもあります。
高く売るための注意点
高く売りたいからといって、最初から高額なハウスクリーニングを依頼する必要はありません。
まず、
自分たちでできることを確認します。
片付ける。
ゴミを捨てる。
玄関を掃除する。
窓を拭く。
床を掃除する。
水回りをきれいにする。
換気する。
これだけでも、
印象が変わることがあります。
そのうえで、
どうしても落ちない、
キッチンの油汚れ。
浴室のカビ。
水垢。
換気扇。
など、
必要な場所だけ専門業者へ依頼する方法もあります。
「全部プロに頼む」ではなく、「どこをきれいにすれば買主の印象が変わるのか」を考えてお金を使うことが大切です。
売却全体を見ながら判断することが重要
家を少しでも良い条件で売るためには、
ハウスクリーニングだけを見るのではありません。
- 売出価格
- 建物の状態
- 築年数
- メンテナンス履歴
- 室内の片付け
- 水回り
- 臭い
- 写真
- 内覧時の見せ方
- 周辺競合物件
- 販売方法
- 価格交渉
まで含めて考えることが重要です。
例えば、
30万円かけて家全体をクリーニングするより、
まず自分たちで整理・清掃し、
必要な場所だけ5万円かける方が良い場合もあります。
反対に、
長期間空き家だったため、
専門業者へ依頼した方が良い場合もあります。
一軒一軒、
状況は違います。
お金をかけることが目的ではありません。少しでも良い条件で売るために、そのお金をかける意味があるのかを考えることが重要です。
専門家コメント
株式会社エルライフ 代表 松本 淳一
35年以上、不動産売却に携わる中で、
売主様から、
「売る前にハウスクリーニングを入れた方が高く売れますか?」
と聞かれることがあります。
私は、
すぐに、
「やりましょう」
とは言いません。
まず、
家を見ます。
玄関はどうなのか。
キッチンはどうなのか。
お風呂はどうなのか。
トイレはどうなのか。
窓はどうなのか。
臭いはどうなのか。
そして、
売主様自身でできることはないのか。
そこから考えます。
なぜなら、
売主様のお金だからです。
10万円。
20万円。
30万円。
ハウスクリーニングにお金をかけても、
その金額以上に高く売れるとは限りません。
だから、
私は、
「高く売るためだから、とりあえずお金をかけましょう」という考え方はしたくありません。
例えば、
家全体を専門業者へ依頼しなくても、
水回りだけお願いする。
自分たちで片付けをして、
どうしても落ちない汚れだけプロにお願いする。
それで十分なこともあります。
そして、
掃除で一番大切なのは、
家を新築のように見せることではありません。
築20年なら、
築20年です。
築30年なら、
築30年です。
そこを隠す必要はありません。
でも、
築30年だから、汚れたままでいいわけでもありません。
大切に住んできた家なら、
その家が本来持っている良さを、
きちんと買主様に見てもらう。
玄関を開けたとき、
「きれいですね」
水回りを見たとき、
「大切に使われていますね」
部屋を見たとき、
「ここなら住めそうですね」
そう思っていただく。
その積み重ねが、
購入判断につながることがあります。
そして、
私は、
掃除だけではなく、価格・写真・広告・内覧・交渉まで全部つながっていると思っています。
どれか一つだけやれば、
必ず高く売れるわけではありません。
だからこそ、
売却全体を見る。
株式会社エルライフでは、35年以上の不動産経験と一般社団法人 士業会との連携を活かし、不動産・相続・税務・法律までワンチームでサポートしています。
私たちは、「売るならハウスクリーニングしましょう」と簡単に売主様へ費用を負担していただくのではなく、本当に必要なのか、どこまで必要なのか、その費用をかけることで売却にどのような効果が期待できるのかを一つひとつ考える。できるだけ余計なお金を使わず、その家が本来持っている魅力を購入希望者へきちんと伝え、安易な値下げに頼る前に少しでも高く売るためにできることを考える。そして最後に「余計なお金をかけなくて良かった」「きれいにしてから売って良かった」「この価格で売れて良かった」「あなたにお願いして本当に良かった」と心から言っていただける不動産売却を、一件一件責任を持ってお手伝いいたします。
FAQ
Q1. 家を売る前にハウスクリーニングは必ず必要ですか?
いいえ、必ず専門業者へ依頼しなければならないわけではありません。
まずは、
売主様自身でできる範囲の整理・清掃から始めても十分です。
例えば、
- 玄関を整理する
- 床を掃除する
- 窓を拭く
- キッチンをきれいにする
- 浴室のカビや水垢を落とす
- 洗面所やトイレを掃除する
- 室内を換気する
- 不要な荷物を減らす
などです。
そのうえで、
どうしても落ちない汚れや、
買主様の印象に大きく影響しそうな場所だけ、
専門業者へ依頼する方法もあります。
「売るならハウスクリーニング」ではなく、「この家には本当に必要なのか」を考えて判断することが大切です。
Q2. ハウスクリーニングをすれば高く売れますか?
ハウスクリーニングをしたからといって、必ず売却価格が上がるわけではありません。
例えば、
10万円かけて掃除をしたから、
10万円高く売れる。
という単純なものではありません。
しかし、
内覧した買主様が、
「きれいに使われていますね」
「大切に住まれてきた家ですね」
と感じることで、
購入判断にプラスになる可能性はあります。
特に、
水回り。
玄関。
窓。
床。
臭い。
などは、
第一印象に影響しやすい部分です。
ハウスクリーニングそのものに価値があるのではなく、家本来の魅力を買主様へきちんと見てもらうための方法の一つと考えましょう。
Q3. ハウスクリーニングをするなら、どこを優先すればいいですか?
買主様の目につきやすい場所から優先することをおすすめします。
特に、
- 玄関
- キッチン
- 浴室
- 洗面所
- トイレ
- 窓
- 床
などです。
中でも、
水回りは、
買主様が気にすることが多い場所です。
設備自体が古くても、
油汚れ。
カビ。
水垢。
などを落とすことで、
印象が変わる場合があります。
家全体へお金をかける前に、
「買主様が内覧したとき、どこが一番気になるのか」という視点で優先順位を考えることが大切です。
Q4. 空き家の場合もハウスクリーニングした方がいいですか?
空き家の場合は、現在の状態を確認してから判断しましょう。
長期間空き家になっていると、
- ホコリがたまっている
- 排水口から臭いがする
- カビが発生している
- 窓が汚れている
- 庭やベランダが汚れている
- 室内に湿気がこもっている
ことがあります。
このような状態で内覧してもらうと、
実際の建物状態以上に、
古く見えたり、
管理されていない印象を持たれたりすることがあります。
だからこそ、
内覧前に一度、
家全体を確認することが大切です。
空き家だから高額なクリーニングが必要なのではなく、買主様が気持ちよく内覧できる状態になっているかを基準に考えましょう。
Q5. 株式会社エルライフでは売却前の掃除についても相談できますか?
はい、ご相談いただけます。
株式会社エルライフでは、
「売却するなら、とりあえずハウスクリーニングをしましょう」
と考えるのではなく、
本当に売主様がお金をかける必要があるのかを確認してから判断することを大切にしています。
そのため、
- 35年以上の不動産経験を活かした販売戦略
- 内覧前の室内確認
- 片付ける場所の優先順位
- 清掃する場所の確認
- 専門業者が必要かどうかの検討
- 写真撮影を意識した室内の見せ方
- 売出価格の検討
- 購入希望者との価格・条件交渉
などを考えながら、
少しでも良い条件で売却する方法をご提案します。
さらに、一般社団法人 士業会と連携し、
- 弁護士
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がワンチームとなり、不動産・相続・税務・法律まで総合的にサポートいたします。
まとめ
家を少しでも高く売るために大切なのは、高額なハウスクリーニングをすることではありません。
大切なのは、
買主様が内覧したときに、
その家が本来持っている魅力を、
きちんと見てもらえる状態にすることです。
そのために、
- 玄関を整理する
- 水回りをきれいにする
- 床や窓を掃除する
- 不要な荷物を減らす
- 室内を換気する
- 臭いの原因を確認する
- 庭やベランダを整える
など、
まず自分たちでできることから始めます。
そのうえで、
必要な場所だけ、
専門業者へ依頼する。
この考え方も一つです。
「お金をかければ高く売れる」ではなく、「どこにお金をかければ家の魅力を正しく伝えられるのか」を考えることが重要です。
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35年以上、不動産売却に携わる中で、
売主様から、
「家を売るなら、ハウスクリーニングを入れた方が高く売れますよね?」
と聞かれることがあります。
私は、
すぐに、
「やりましょう」
とは言いません。
まず、
家を見ます。
玄関はどうなのか。
キッチンはどうなのか。
お風呂はどうなのか。
トイレはどうなのか。
窓はどうなのか。
床はどうなのか。
臭いはどうなのか。
そして、
売主様自身でできることはないのか。
そこから考えます。
なぜなら、
10万円。
20万円。
30万円。
それは、
売主様の大切なお金だからです。
20万円かけてハウスクリーニングをしたから、
20万円高く売れる。
そうとは限りません。
だから私は、
「高く売りたいなら、とりあえずお金をかけましょう」という売り方はしたくありません。
例えば、
家全体を専門業者へお願いしなくても、
自分たちで片付ける。
玄関を掃除する。
窓を拭く。
室内を換気する。
そして、
どうしても落ちない、
キッチンの油汚れ。
浴室のカビ。
水回りの水垢。
そこだけプロにお願いする。
それで十分な家もあります。
大切なのは、
新築のように見せることではありません。
築20年なら、
築20年です。
築30年なら、
築30年です。
そこを隠す必要はありません。
でも、
築30年だから、
汚れたままでいいわけでもありません。
買主様が玄関を開けたとき、
「きれいですね」
と思ってくださる。
キッチンを見たとき、
「大切に使われていますね」
と思ってくださる。
お風呂を見たとき、
「古いけど、きれいにされていますね」
と思ってくださる。
その一つひとつが、
家全体の印象につながります。
そして、
私は、
掃除だけで家を高く売れるとは考えていません。
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ハウスクリーニングだけを見るのではなく、
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そして、
お金をかける前に、
本当に必要なのかを考える。
100万円高く売るために、何ができるのか。
簡単に100万円値下げする前に、
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私たちは、「売るならハウスクリーニングしましょう」と簡単に売主様へ費用を負担していただくのではなく、本当に必要なのか、どこまで必要なのか、その費用をかけることで売却にどのような効果が期待できるのかを一つひとつ考える。できるだけ余計なお金を使わず、その家が本来持っている魅力を購入希望者へきちんと伝え、安易な値下げに頼る前に、少しでも高く売るためにできることを考える。そして最後に「余計なお金をかけなくて良かった」「きれいにしてから売って良かった」「この価格で売れて良かった」「あなたにお願いして本当に良かった」と心から言っていただける不動産売却を、一件一件責任を持ってお手伝いいたします。

