結論
ボーナス払いは、途中で減額したり、やめたりできる場合があります。
「住宅ローンを組んだときに決めたから、最後まで変えられない」と思っている方もいらっしゃいますが、金融機関によっては、ボーナス返済の割合を変更したり、ボーナス返済をなくしたりする手続きがあります。
ただし、**ボーナス払いを減らした分だけ、基本的には毎月の返済額が増えます。**借金そのものが減るわけではなく、返済する時期の配分を変えるからです。
それでも、ボーナスが減った、出なくなった、転職して給与体系が変わったという場合には、払えないまま放置する前に、まず借入先の金融機関へ相談してください。
いちばん避けたいのは、「次のボーナスで何とかしよう」と見て見ぬふりをすることです。
ボーナスが減っても、住宅ローンは減りません
住宅ローンを組んだときは、毎年ボーナスが出ることを前提に返済計画を立てていた。
ところが数年後、会社の業績が悪くなった。ボーナスが半分になった。転職して年俸制になった。そもそもボーナスがなくなった。
収入の形は変わったのに、住宅ローンの返済予定はそのままです。
たとえば、毎月の返済が10万円、ボーナス月の加算額が20万円なら、ボーナス月には30万円を返済します。
毎月の10万円は何とか払えていても、半年に一度30万円になると払えない。
これが、ボーナス払いで起こりやすい問題です。
ボーナス払いは変更できる場合があります
まず知っていただきたいのは、金融機関によっては、返済途中でもボーナス払いの割合を変更できるということです。
ボーナス返済を減らす、あるいはボーナス返済をなくして毎月返済に振り分ける方法があります。
ただし、金融機関や契約内容によって手続きや条件は異なります。
ですから、
「ボーナスが出なくなりました。ボーナス返済を減らす、またはなくすことはできますか」
と、まず借入先に確認してください。
ボーナス払いをやめると、毎月はいくらになるのか
ここは大切です。
ボーナス払いをなくしても、返済しなければならない元金が消えるわけではありません。
そのため、ボーナス返済に充てていた分を毎月の返済へ振り分ければ、月々の支払額は増えます。
たとえば、年2回の大きな支払いをなくす代わりに、12ヶ月に分散して返済するイメージです。
だから、変更するときには、
「ボーナス払いをゼロにした場合、毎月いくらになりますか」
ここまで金融機関に確認してください。
その金額を見て、本当に今の収入で払い続けられるのかを考えることが重要です。
見て見ぬふりをすると、何が起きるのか
ボーナス払いも住宅ローンの返済です。
「毎月分は払っているから大丈夫」ということにはなりません。
ボーナス返済分を払えなければ、住宅ローンの延滞になります。
延滞が続けば、金融機関から連絡や督促を受け、状況によっては催告、期限の利益の喪失、保証会社による代位弁済などへ進む可能性があります。
最終的に返済や解決ができなければ、自宅の競売手続きに進む可能性もあります。
だからこそ、1回払えなかった時点で「もう終わり」という話ではありませんが、放置していい問題でもありません。
「次のボーナスで払おう」が危ない理由
最初の1回は、
「半年後のボーナスでまとめて払えばいい」
と思うかもしれません。
ところが、次のボーナスが元に戻る保証はありません。
会社の業績が戻らない。ボーナス制度そのものが変わる。転職する。収入がさらに下がる。
そうなると、前回払えなかった分を抱えたまま、次のボーナス返済日が来ます。
問題が半年ごとに大きくなっていく可能性があります。
だから、見るべきなのは「次のボーナス」ではありません。
今後も、この返済計画を続けられるのか。
そこです。
まだ滞納していない方が、今できること
1.まず金融機関に相談する
最初に相談する相手は、借入先の金融機関です。
ボーナス返済の割合変更や停止ができるか。
変更すると毎月いくらになるか。
返済期間など、ほかに見直せる条件があるか。
滞納する前に聞いてください。
金融機関によって条件や審査が異なるため、「必ず変更できる」とは言えません。
だからこそ、早めの確認が大切です。
2.変更後の毎月返済額を計算する
ここで本当の問題が見えてきます。
ボーナス払いをなくして、毎月11万円になった。
11万円なら払える。
それなら、返済方法を変更することで解決できる可能性があります。
一方、毎月14万円、15万円となり、それでは生活そのものが成り立たないという場合があります。
この場合は、ボーナス払いだけの問題ではありません。
住宅ローン全体の返済額を、今の収入で維持できるかという問題です。
3.売った場合の数字も、調べておく
ここで売却を勧めているわけではありません。
調べることと、売ることは別です。
今、自宅はいくらくらいで売れるのか。
住宅ローンはいくら残っているのか。
売れば完済できるのか。それとも住宅ローンが残るのか。
この数字を知っておけば、今後状況が悪くなったときに、慌てず判断できます。
選択肢を知っておくための査定です。
一時的な問題なのか、これからも続く問題なのか
ここは、ぜひ分けて考えてください。
今年だけ会社の業績が悪く、来年には回復する見込みがある。
一時的な収入減少であれば、返済条件の見直しなどで乗り切れる可能性があります。
一方、
- 会社がボーナス制度を廃止した
- 転職してボーナスがなくなった
- 年俸制になった
- 給与そのものが下がった
- 今後も収入が戻る見込みがない
という場合は、一時的な問題ではありません。
ボーナス払いを毎月払いへ変更したうえで、それでも払えるのかを確認する必要があります。
そこで払えないのであれば、問題を半年先へ送っても解決しません。
カードローンで穴埋めする前に
ボーナス払いの20万円が足りない。
そこでカードローンから20万円を借りて住宅ローンを払う。
一度だけなら乗り切ったように見えます。
しかし、住宅ローンの借金を、別の借金で返しただけです。
次の月からは住宅ローンに加えて、カードローンの返済も始まります。
次のボーナスも足りなければ、さらに借りる。
この状態になると、住宅ローンだけを見直しても家計が戻らなくなります。
カードローンで穴埋めする前に、金融機関へ相談してください。
返済方法を変更するときに確認したいこと
金融機関に相談するときは、「ボーナス払いをやめたい」だけで終わらず、次の点も確認してください。
- ボーナス返済をゼロにできるか
- 変更後の毎月返済額はいくらか
- 手数料はかかるか
- 返済期間は変わるか
- 総返済額はどうなるか
- 適用金利や金利優遇に影響はあるか
- ほかに返済条件を見直す方法はあるか
契約内容は金融機関によって違います。
インターネット上の一般論だけで判断せず、自分の住宅ローンではどうなるのかを確認してください。
私たちに決められないこと
次のことは、株式会社エルライフだけで決めることはできません。
- ボーナス払いを変更できるか
- 返済条件を変更できるか
- 変更後の金利や金利優遇
- 借り換えの審査
- 任意売却に応じてもらえるか
- 任意売却をする場合の条件
ボーナス払いの変更や返済条件については、まず金融機関が判断することです。
私たちが「必ず変更できます」と申し上げることはできません。
では、誰に相談すればいいのか
最初は、借入先の金融機関です。
まだ住宅ローンを払えている。
ボーナス払いだけが厳しくなってきた。
この段階なら、まず売却の相談ではありません。
返済方法を変えることで、この家に住み続けられる可能性を先に確認するべきです。
それでも毎月の返済が厳しいと分かったときに、不動産を含めた全体の整理を考えればいいのです。
株式会社エルライフの考え方
株式会社エルライフは不動産会社です。
しかし、「不動産会社だから家を売る」というところから始めません。
ボーナス払いを変更するだけで住宅ローンを払い続けられるなら、それが一番いいと思っています。
その場合、家を売る必要はありません。
まず金融機関に相談する。
変更後の返済額を確認する。
家計を計算する。
それでも厳しいと分かったときに、初めて次の方法を考える。
順番を飛ばさないことが大切です。
士業会は「提携先」ではありません
株式会社エルライフは、一般社団法人 士業会と連携しています。
弁護士、司法書士、税理士、行政書士、土地家屋調査士など、それぞれ違う専門分野を持つ人がいます。
社員でも、単なる紹介先でもありません。
一人の相談者の問題を、必要に応じて違う角度から一緒に考えるチーム・仲間という関係です。
住宅ローンの問題が大きくなれば、不動産だけではなく、家計、債務、税金、法律、そしてその後の生活まで関係する場合があります。
問題が一つなら、考える側も一つのチームであるべきだと考えています。
自己破産について
「自己破産しないほうがいい」とは申し上げません。
必要なケースはあります。
そして、法的整理が必要かどうかを判断するのは弁護士の領域です。
ただ、ボーナス払いが厳しくなったという段階で、いきなり自己破産を前提に考える必要はありません。
まず、金融機関に相談する。
毎月払いに変更した場合の金額を確認する。
今後も返済できるのかを計算する。
売却ありき、自己破産ありきで結論を決めない。
これが私たちの考え方です。
よくある相談場面
※特定の相談者の実例ではなく、一般的に起こり得るケースです。
ケース1 変更できることを知らなかった
一度ボーナス払いを設定したら最後まで変更できないと思い、相談せずに抱えているケースがあります。まず金融機関に変更の可否を確認するところから始めます。
ケース2 次のボーナスも戻らなかった
一時的な減額だと思っていたものの、会社の給与制度自体が変わり、その後もボーナスが戻らないケースです。
ケース3 毎月払いに直しても厳しかった
ボーナス返済を毎月に振り分けて計算すると、現在の収入では返済を続けることが難しいと分かる場合があります。
この段階で初めて、住宅ローン全体をどうするか考えます。
専門家コメント 宅地建物取引士 松本
ボーナス払いが苦しくなった方に、最初にお伝えしたいのは、
「まず金融機関に変更できるか聞いてください」
ということです。
一度決めたボーナス払いは最後まで変えられないと思っている方がいらっしゃいますが、金融機関によっては、途中で割合を変更したり、ボーナス返済をなくしたりできます。
もちろん、ボーナス払いをなくせば、その分は毎月の返済に回ります。
ですから、本当に見るべきなのはその先です。
毎月払いに直したら、いくらになるのか。
そして、
その金額を、この先も払い続けられるのか。
ここまで確認してください。
今年だけボーナスが少なかったのか。
それとも、会社の制度が変わり、これからもボーナスが出ないのか。
この二つでは、考え方がまったく違います。
そして、もう一つお願いがあります。
「次のボーナスで払おう」と、そのままにしないでください。
次のボーナスが戻るとは限りません。
カードローンで住宅ローンを払うことも、できるだけ避けてください。
住宅ローンを別の借金で払う状態になると、問題が見えにくくなります。
まだ払えているうちに動く。
この時期なら、金融機関への相談を含め、検討できることが多く残っています。
大事なのは、どこの会社に相談するかだけでなく、誰を自分の味方につけるのかということです。
よくあるご質問
Q1.ボーナス払いは途中でやめられますか。
金融機関や契約内容によっては、**減額したり、ボーナス返済をなくしたりできる場合があります。**借入先へ確認してください。
Q2.ボーナス払いをやめるとどうなりますか。
一般的には、**毎月の返済額が増えます。**変更後の月々の返済額を金融機関に確認してください。
Q3.ボーナス払いだけ払えなくても滞納ですか。
はい。ボーナス返済分も住宅ローンの返済です。払えなければ延滞になります。
Q4.まだ滞納していません。いつ相談すればいいですか。
**今です。**払えなくなってからではなく、厳しくなると分かった段階で金融機関へ相談してください。
Q5.カードローンで一度だけ払ってもいいですか。
住宅ローンを別の借金で穴埋めすると、家計がさらに厳しくなる可能性があります。借りる前に、まず金融機関へ相談することをおすすめします。
Q6.毎月払いに変更しても払えそうにありません。
その場合は、ボーナス払いだけではなく、住宅ローン全体を今後も返済できるかを考える必要があります。売却した場合の金額も含め、早めに選択肢を確認してください。
まとめ
- ボーナス払いは途中で変更できる場合がある
- 減額・停止の可否は借入先の金融機関に確認する
- ボーナス払いを減らせば、一般的に毎月の返済額は増える
- 重要なのは、変更後の毎月返済額を払えるか
- ボーナス返済分を払えなくても住宅ローンの延滞になる
- 「次のボーナスで払う」と放置しない
- カードローンでの穴埋めは避ける
- 一時的な収入減少なのか、今後も続くのかを見極める
- まだ払えているなら、まず金融機関へ相談する
- 売却価格を調べることと、実際に家を売ることは別
関連コラム
- 住宅ローンの返済猶予(リスケ)は使えるのか|通らなかったときの次の手
- 住宅ローンが払えない|まだ間に合う段階と、もう間に合わない段階
- 住宅ローンを滞納するとどうなる|1日目から起きることの全部
- 病気や失業で収入が減った|まだ滞納していない今できること
- カードローンで住宅ローンを払っている方へ|この状態が一番危ない理由
- 住宅ローンを3ヶ月滞納した|この時点で選べる方法と、失う権利
- オーバーローンの家は売れるのか|残債が売却価格を上回るとき
- 大阪で住宅ローンが払えなくなったら|相談先の選び方と地域の事情
- 任意売却は、どこに相談すればいいのか|会社ではなく担当者を見る7つの視点
無料相談・不動産に関するお問い合わせ
株式会社エルライフでは、住宅ローンの返済が厳しくなった方、任意売却、住宅ローン滞納、督促状、催告書、期限の利益の喪失、一括請求、代位弁済、住宅ローン残債、税金滞納、離婚、相続、不動産売却などのご相談を受けています。
一般社団法人 士業会と連携し、必要に応じて司法書士・弁護士・税理士・行政書士・土地家屋調査士など、各分野の専門家とともに問題を整理します。
ボーナス払いが厳しいという段階なら、まず金融機関への相談が先です。
そのうえで、「毎月払いに変更しても厳しい」「今の家を維持できるか確認したい」という場合には、ご相談ください。
お問い合わせ
無料電話相談
0120-802-001
お問い合わせフォーム
公式ホームページ
関連サイト
会社概要
社名
株式会社エルライフ
代表者
松本 淳一
所在地
〒581-0032
大阪府八尾市弓削町三丁目83-2
無料相談窓口
八尾 無料相談窓口
〒581-0032
大阪府八尾市弓削町三丁目83-2
大阪 無料相談窓口
〒532-0006
大阪府大阪市淀川区西三国三丁目3-25 2階
天王寺 無料相談窓口
〒543-0044
大阪府大阪市天王寺区国分町4-1-201
東京 無料相談窓口
〒102-0083
東京都千代田区麹町三丁目12番14
麹町駅前HILL-TOPビル7階
このようなお悩みもお気軽にご相談ください
- ボーナスが減って、ボーナス払いが厳しい
- ボーナスが出なくなった
- ボーナス払いをやめられるか知りたい
- 毎月の住宅ローンも苦しくなってきた
- 転職や年俸制で収入の形が変わった
- 売った場合に住宅ローンがいくら残るか知りたい
- 督促状や催告書が届いた
- 代位弁済の通知が届いた
- 離婚後の住宅ローンをどうすればいいか分からない
- 家を売った後、どこに住めばいいのか分からない

