結論
土地を売る。
50坪。駅徒歩10分。
これだけでは、その土地の価値を全部伝えたことにはなりません。
例えば、
二方向が道路に面した角地。
これも大切な特徴です。
日当たり。開放感。間口。車の出入り。建物配置。
土地によっては、購入希望者が家を建てるときの選択肢が広がる可能性があります。
例えば近隣の土地3,000万円。売主様の角地3,200万円。
200万円高い。
それだけを見れば、
「高いから200万円下げましょう」
となるかもしれません。
でも、その前に、
200万円高い理由を全部伝えましたか?
角地だから必ず高く売れるわけではありません。
でも、角地という特徴を何も伝えず、普通の土地と同じように価格だけで比較されるのは、もったいないと思います。
八尾市でも「角地なら高く売れますか?」というご相談があります
「二方向が道路です」「角地だから査定価格も高くなりますか?」「普通の土地より価値がありますか?」というご相談があります。
角地というだけで価格が決まるわけではありません。
道路幅員。接道状況。方角。間口。土地形状。用途地域など、確認することがあります。
でも条件が良ければ、購入希望者にとって魅力になる可能性があります。
大切なのは「角地です」で終わらせず、その角地が購入希望者にどんなメリットをもたらすのかまで伝えることです。
① 二方向の接道状況を確認する
まず確認するのは道路です。
どの道路に、どれくらい接しているのか。
道路幅員はどれくらいなのか。
公道なのか私道なのか。
土地を高く売るためには、「角地」という言葉だけではなく、実際の接道状況を確認します。
土地の価値を伝える前に、まず正確な条件を把握する。
ここから始めます。
② 日当たりと開放感を伝える
角地は二方向が道路に面していることで、土地によっては日当たりや開放感を感じやすい場合があります。
これは完成した建物だけではなく、土地を見た購入希望者にも伝わる特徴です。
写真を撮る場合も、土地だけを正面から一枚撮って終わりではありません。
二方向の道路との関係が分かるように見せます。
「角地」という文字だけではなく、写真でも角地の特徴を伝えることが大切です。
③ 間口の広さを活かす
土地を見るとき、面積だけではなく間口も重要です。
同じ50坪でも、間口によって建物や駐車スペースの考え方が変わります。
角地の場合、二方向の道路との関係によって建築プランの選択肢が広がるケースもあります。
だから、
「土地50坪」
だけで終わらせない。
道路と土地がどのようにつながっているのかまで見せる。
購入希望者が建物をイメージしやすくなります。
④ 車の出入りや建物配置を考える
土地を購入する方は、その土地だけを買いたいわけではありません。
そこに家を建て、生活します。
車をどこに置くのか。
玄関をどちらに向けるのか。
庭をどこにつくるのか。
もちろん実際の建築可否は法令や土地条件などの確認が必要ですが、角地だから考えられるプランがある場合があります。
土地を売るのではなく、その土地でできる暮らしまで想像してもらう。
これが大切です。
⑤ 競合土地との違いを整理する
近隣に似た面積の土地が売り出されている。
競合3,000万円。
売主様3,200万円。
200万円高い。
ここで価格だけを比較すると不利です。
でも競合は一方向接道。
こちらは角地で二方向接道。
さらに日当たり、間口、土地形状などにも違いがある。
ならば、その違いを全部整理します。
価格差ではなく、土地の条件差を購入希望者へ伝える。
ここから価格を考えます。
高く売るための注意点
「角地だから高く売れます」
と単純に考えるのは注意が必要です。
角地でも、道路幅員、接道状況、土地形状、高低差、方角などによって評価は変わります。
また、建ぺい率などについて角地に関する緩和を受けられるケースがありますが、すべての角地が対象になるわけではありません。
「角地だから」ではなく、その土地が実際にどのような条件なのかを確認してから伝える。
正確な情報をもとに価値を整理することが大切です。
売却全体を見ながら判断することが重要
例えば競合3,000万円。
売主様の角地3,200万円。
200万円高い。
でも、こちらは二方向接道。間口もある。日当たりも良い。開放感もある。
それなのに広告には、
「土地50坪・3,200万円」
だけ。
これでは購入希望者には、200万円高い理由が分かりません。
接道状況を見せる。
道路幅員を確認する。
土地全体が分かる写真を掲載する。
角地ならではの特徴を説明する。
200万円下げる前に、200万円高い理由を全部伝える。
それでも価格が原因なら、そのとき価格を考えます。
専門家コメント
株式会社エルライフ 代表 松本 淳一
35年以上、不動産売却に携わっていると、土地の査定で、
「ここ、角地ですよね」
という場面があります。
でも、私は「角地だから高い」で終わらせたくありません。
どちらの道路に接しているのか。
道路幅員はどうなのか。
間口はどうなのか。
日当たりはどうなのか。
土地の形はどうなのか。
一つずつ確認します。
例えば競合3,000万円。売主様3,200万円。
200万円高い。
だから200万円下げる。
その前に、本当に角地の特徴を全部伝えたでしょうか。
購入希望者から見れば、二方向が道路に面していることが、その土地を選ぶ理由になるかもしれません。
200万円下げる前に、200万円高い理由を全部伝える。
もちろん、角地だから必ず200万円高く売れるわけではありません。
でも、その土地が持っている特徴を何も伝えず、価格だけで比較する必要はないと思っています。
株式会社エルライフでは、35年以上の不動産経験を活かし、土地面積だけではなく、間口、接道、道路幅員、方角、形状、周辺環境、競合土地、販売方法まで確認します。
土地の価値は、坪数だけではありません。その土地だからこそ持っている価値を全部見つけて伝える。
そして少しでも良い条件で売却し、ご家族へ少しでも多く残す。
ここを大切にしています。

