結論
実家を売るとき、すべての設備を新品にしてから売却する必要はありません。
大切なのは、
「古い設備だから交換する」
とすぐにお金をかけることではなく、
現在どの設備が使えて、どの設備に不具合があり、引渡し後にどこまで対応するのかを明確にすることです。
買主が確認するのは、
- 給湯器は使用できるか
- キッチン設備に不具合はないか
- 浴室設備は使用できるか
- トイレは正常に使えるか
- エアコンなどを残すのか
- 故障している設備はあるか
- 引渡し後の保証はあるか
- 不具合が発生した場合どうなるのか
などです。
設備が古くても、
状態がきちんと説明されていれば、
買主が納得して購入することはあります。
反対に、
「たぶん使えます」
「昔は動いていました」
という曖昧な状態では、不安につながります。
設備を新しくすること以上に、現在の状態を正確に把握し、買主へきちんと伝えることが重要です。
「実家の設備が古いのですが、そのまま売れますか?」というご相談があります
株式会社エルライフには、このようなご相談をいただいております。
- 実家の給湯器がかなり古いです
- エアコンは残した方がいいですか?
- 故障している設備があります
- 売却前に設備を交換した方がいいですか?
- 引渡し後に故障したらどうなりますか?
相続した実家の場合、
長期間住んでいないこともあります。
そのため、
給湯器。
エアコン。
食器洗浄乾燥機。
浴室乾燥機。
温水洗浄便座。
インターホン。
照明。
など、
設備が現在も正常に動くのか、売主様自身も分からないケースがあります。
だからこそ、
販売前や契約前に設備の状態を確認することが大切です。
① 買主は設備が現在使えるかを見る
買主がまず知りたいのは、
「この設備は今、普通に使えるのか」
ということです。
特に、
- 給湯器
- キッチン
- 浴室
- 洗面設備
- トイレ
- インターホン
など、
生活に直接関係する設備は気にされやすいポイントです。
築年数が経過した実家の場合、
設備が古いこと自体は、
買主もある程度想定している場合があります。
問題になるのは、
使えると思って購入したのに、
実際には故障していた。
というケースです。
設備の新しさだけではなく、現在の状態を確認しておくことが重要です。
② 設備保証の範囲を確認する
中古住宅の売買では、
契約内容によって、
設備について売主が一定期間修理などの対応をする場合もあれば、
設備について保証を付けずに引き渡す場合もあります。
また、
不動産会社などが提供する設備保証サービスを利用できるケースもあります。
ここで大切なのは、
「保証があります」という言葉だけで終わらせないことです。
買主は、
- 何が保証対象なのか
- 何年間または何日間なのか
- 修理費はいくらまでなのか
- 対象外になる設備は何か
- 経年劣化は対象になるのか
なども確認します。
保証を付ける場合は、その内容を買主へ分かりやすく説明することが安心につながります。
③ 古い設備を交換するか、そのまま売るかを考える
実家を売却するとき、
「設備が古いので全部交換してから売りましょう」
と言われることがあります。
しかし、
必ずしも交換した方が高く売れるとは限りません。
例えば、
給湯器を交換する。
エアコンを交換する。
トイレを交換する。
キッチンを交換する。
費用をかけても、
その金額以上に売却価格が上がるとは限りません。
さらに、
買主が購入後に、
自分の好きな設備へ交換したいと考えている場合もあります。
売却前にお金をかけるのであれば、「その費用を売却価格で回収できるのか」を先に考えることが大切です。
④ 故障している設備は正しく伝える
ここは、
非常に大切です。
例えば、
給湯器のお湯が出ない。
食器洗浄乾燥機が動かない。
浴室乾燥機が故障している。
エアコンが動かない。
このような状態を把握しているのであれば、
買主へ正しく伝えます。
故障を隠して高く売る。
ではありません。
不具合を正しく伝えたうえで、家全体の価値をきちんと評価してもらうことが大切です。
買主にとっても、
購入前に分かっていれば、
交換費用を考えて購入判断ができます。
売主にとっても、
引渡し後のトラブルを防ぐことにつながります。
⑤ 設備だけではなく建物全体を見る
買主が中古住宅を購入するとき、
設備だけを見ているわけではありません。
例えば、
- 建物の状態
- 間取り
- 日当たり
- 駐車場
- 収納
- 土地の広さ
- 周辺環境
- 駅や学校までの距離
なども見ています。
給湯器が新しいから、
家が高く売れる。
エアコンが古いから、
家が安くなる。
という単純なものではありません。
設備は住宅を評価する一つの要素として考え、家全体の魅力と合わせて販売することが重要です。
高く売るための注意点
実家を高く売りたいからといって、売却前に設備を次々と交換することには注意が必要です。
例えば、
給湯器。
エアコン。
トイレ。
洗面台。
キッチン。
浴室。
全部新しくすれば、
見た目は良くなります。
しかし、
100万円かけたから、
100万円高く売れる。
とは限りません。
場合によっては、
買主が、
「設備は自分で選びたかった」
と思うこともあります。
だからこそ、
まず、
現在の設備状態を確認する。
故障している設備を把握する。
保証の有無を確認する。
そのうえで、
交換するのか。
修理するのか。
現状のまま売るのか。
を判断します。
「高く売るためにお金をかける」のではなく、「かけたお金を回収できる可能性があるのか」を考えてから判断することが重要です。
売却全体を見ながら判断することが重要
実家を少しでも良い条件で売却するためには、
- 建物の築年数
- 設備の年式
- 設備の動作状況
- 故障の有無
- 設備保証の有無
- 修理・交換費用
- 建物全体の状態
- 周辺の売却相場
- 買主がリフォームする可能性
- 売出価格
- 販売戦略
まで含めて考えることが重要です。
設備が古い。
だから交換する。
ではありません。
設備が故障している。
だからすぐ値下げする。
でもありません。
まず、その設備が売却価格や買主の購入判断へどの程度影響するのかを考える。
そのうえで、
修理。
交換。
現状渡し。
設備保証。
どの方法が売主様にとって一番良いのかを判断する。
この順番が大切です。
専門家コメント
株式会社エルライフ 代表 松本 淳一
35年以上、不動産売却に携わる中で、
実家の売却について、
「設備が古いので、全部交換してから売った方がいいですよね?」
と聞かれることがあります。
私は、
すぐに、
「交換しましょう」
とは言いません。
給湯器は動くのか。
キッチンは使えるのか。
浴室はどうなのか。
トイレはどうなのか。
エアコンは残すのか。
設備保証を付けられるのか。
そして、
何より、
その家を買う人は、
その設備を本当に必要としているのか。
そこまで考えます。
例えば、
売主様が100万円かけて設備を新しくした。
でも、
買主様は、
購入後に全面リフォームする予定だった。
それなら、
その100万円は、
売主様にとって本当に必要な出費だったのでしょうか。
私は、
「高く売りたいなら、とりあえずお金をかける」という考え方ではなく、「お金をかけずに価値を伝える方法はないのか」を先に考えることが大切だと思っています。
もちろん、
修理した方がいい設備もあります。
交換した方が売りやすくなる場合もあります。
でも、
一軒一軒違います。
だからこそ、
全部交換。
全部そのまま。
と決めるのではなく、
一つひとつ確認する。
そして、
買主様へ、
使える設備。
使えない設備。
保証できるもの。
保証できないもの。
を正しく伝える。
安心して購入していただくことも、少しでも良い条件で売却するための大切な販売戦略です。
株式会社エルライフでは、35年以上の不動産経験と一般社団法人 士業会との連携を活かし、不動産・相続・税務・法律までワンチームでサポートしています。
私たちは、設備が古いという理由だけで大切な実家の価値を下げるのではなく、設備の状態・建物・土地・立地・周辺環境まで一つひとつ確認する。必要のない修理や交換にお金をかける前に、少しでも高く売るために何が本当に必要なのかを考える。そして最後に「余計なお金をかけなくて良かった」「設備のこともきちんと説明してもらえて良かった」「この価格で売れて良かった」「あなたにお願いして本当に良かった」と心から言っていただける実家売却を、一件一件責任を持ってお手伝いいたします。
FAQ
Q1. 実家の設備が古くても売却できますか?
はい、設備が古くても売却できます。
中古住宅では、
設備が新しいことだけが買主の判断基準ではありません。
買主が確認するのは、
- 現在正常に使用できるか
- いつ頃設置された設備なのか
- 故障している設備はないか
- 修理や交換が必要になりそうか
- 設備保証があるか
- 建物全体の状態はどうか
などです。
築年数が経過した実家であれば、
買主も設備が古いことを想定している場合があります。
大切なのは、古いことを隠すのではなく、現在の状態を正しく伝えたうえで家全体の価値を見てもらうことです。
Q2. 売却前に給湯器やエアコンを交換した方がいいですか?
必ずしも交換する必要はありません。
例えば、
給湯器に20万円。
エアコンに10万円。
その他の設備にも費用をかけたとしても、
その費用以上に売却価格が上がるとは限りません。
また、
買主が購入後に、
自分の好きな設備へ交換したいと考えている場合もあります。
そのため、
- 現在使用できるのか
- 修理で対応できるのか
- 交換費用はいくらか
- 交換することで売却しやすくなるのか
- 費用を売却価格で回収できる可能性があるのか
を確認してから判断しましょう。
「古いから交換する」ではなく、「交換する意味があるのか」を先に考えることが大切です。
Q3. 故障している設備は買主へ伝える必要がありますか?
把握している不具合については、買主へ正しく伝えることが大切です。
例えば、
- 給湯器からお湯が出ない
- 食器洗浄乾燥機が動かない
- 浴室乾燥機が故障している
- エアコンが動かない
- 温水洗浄便座が故障している
などです。
不具合を隠して高く売るのではありません。
現在の状態を正しく伝えたうえで、その家の価値をきちんと評価してもらうことが重要です。
買主も事前に分かっていれば、
修理や交換費用を考えたうえで購入を判断できます。
引渡し後のトラブルを防ぐためにも、
設備の状態を整理しておきましょう。
Q4. 設備保証を付ければ高く売れますか?
設備保証を付けたからといって、必ず売却価格が上がるわけではありません。
しかし、
買主にとって、
購入後すぐに設備が故障することへの不安を減らせる場合があります。
設備保証を利用する場合は、
- どの設備が対象なのか
- 保証期間はどのくらいか
- 修理費はいくらまで対象なのか
- 対象外となる故障はあるのか
- 経年劣化は対象になるのか
などを確認することが重要です。
設備保証は「高く売るためだけのもの」ではなく、買主が安心して購入を判断するための材料の一つとして考えましょう。
Q5. 株式会社エルライフでは設備が古い実家の売却も相談できますか?
はい、ご相談いただけます。
株式会社エルライフでは、
設備が古いという理由だけで、
すぐに交換や値下げを提案するのではなく、
本当に売却前にお金をかける必要があるのかを考えることを大切にしています。
そのため、
- 35年以上の不動産経験を活かした販売戦略
- 設備状態の確認
- 修理・交換が必要かどうかの検討
- 設備保証を含めた販売方法の検討
- 周辺物件との比較
- 売出価格の検討
- 購入希望者との価格・条件交渉
などを行っています。
さらに、一般社団法人 士業会と連携し、
- 弁護士
- 司法書士
- 税理士
- 行政書士
- 土地家屋調査士
- 不動産鑑定士
- 宅地建物取引士
がワンチームとなり、不動産・相続・税務・法律まで総合的にサポートいたします。
まとめ
実家を少しでも良い条件で売却するために、設備が古いからといって、すべて新品に交換する必要はありません。
大切なのは、
- 現在使用できる設備を確認する
- 故障している設備を確認する
- 設備の年式を確認する
- 保証の有無を確認する
- 修理費用を確認する
- 交換費用を確認する
- 買主がリフォームする可能性を考える
- 建物全体の価値を見る
ことです。
100万円かけて設備を交換しても、
100万円高く売れるとは限りません。
反対に、
必要な部分だけを修理し、
現在の状態を正しく伝えることで、
買主が安心して購入できる場合もあります。
大切なのは「お金をかければ高く売れる」と考えるのではなく、少しでも高く売るために本当に必要なことへお金を使うことです。
無料相談
株式会社エルライフでは、
- 八尾市の実家売却
- 実家を高く売るための販売戦略
- 設備が古い住宅の売却
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さらに、一般社団法人 士業会と連携し、不動産だけでなく、相続・税務・法律などについても各専門家とワンチームで対応いたします。
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- リフォームしてから売るべきか迷っている
- 相続した実家をそのまま売却したい
売主様へ
35年以上、不動産売却に携わる中で、
実家の売却について、
「設備が古いので、全部交換してから売った方が高く売れますよね?」
と聞かれることがあります。
私は、
すぐに、
「交換しましょう」
とは言いません。
給湯器は動くのか。
キッチンは使えるのか。
お風呂はどうなのか。
トイレはどうなのか。
エアコンは残すのか。
設備保証は利用できるのか。
そして、
その設備を交換するために、
いくら必要なのか。
そこまで確認します。
なぜなら、
売主様が100万円かけたからといって、
100万円高く売れるとは限らないからです。
例えば、
売主様が、
キッチン。
トイレ。
給湯器。
エアコン。
を新しくした。
ところが、
購入された買主様は、
「自分たちの好きな設備に全部変えたかった」
ということもあります。
それなら、
売主様が先に使ったお金は、
本当に必要だったのでしょうか。
私は、
高く売るために大切なのは、「たくさんお金をかけること」ではなく、「必要なところにだけお金をかけること」だと思っています。
もちろん、
修理した方がいい設備もあります。
交換した方が、
購入希望者の不安を減らせる場合もあります。
設備保証を付けることで、
安心して購入していただける場合もあります。
でも、
一軒一軒違います。
だからこそ、
全部交換する。
全部そのままにする。
と最初から決めない。
まず、
設備を確認する。
建物を見る。
土地を見る。
周辺相場を見る。
買主様がどのような使い方をするのかを考える。
そして、
お金をかける前に、「本当にこれは売主様のためになるのか」を考える。
これが大切です。
また、
故障している設備があるのであれば、
きちんと伝える。
不具合を隠して、
少しでも高く売ろうとするのではありません。
正直に伝えたうえで、
建物。
土地。
立地。
間取り。
日当たり。
周辺環境。
その家が持っている価値を、
購入希望者へきちんと伝える。
安心して買っていただくことも、高く売るための大切な販売戦略の一つです。
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私たちは、設備が古いという理由だけで大切な実家の価値を下げるのではなく、設備の状態・建物・土地・立地・周辺環境まで一つひとつ確認する。必要のない修理や交換にお金をかける前に、少しでも高く売るために本当に必要なことは何なのかを考える。そして最後に「余計なお金をかけなくて良かった」「設備のこともきちんと説明してもらえて良かった」「この価格で売れて良かった」「あなたにお願いして本当に良かった」と心から言っていただける実家売却を、一件一件責任を持ってお手伝いいたします。

