【松戸市 新築一戸建て 相場】エリア別価格帯と予算計画の立て方を解説

松戸市で新築一戸建てを探し始めると、「どのくらいの予算を用意すればよいのだろう」「駅によって価格はどのくらい違うのだろう」と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

同じ松戸市内でも、最寄り駅、駅からの距離、土地や建物の広さ、道路条件などによって、新築一戸建ての価格は大きく変わります。

市内全体の平均価格だけを見て予算を決めると、希望するエリアでは物件が見つからなかったり、反対に、選ぶ地域によっては予算を抑えられる可能性を見落としたりすることがあります。

また、住宅購入では物件価格だけでなく、諸費用や住宅ローンの返済額、購入後に残しておく預貯金まで含めて考えることが大切です。

今回は、松戸市で新築一戸建てを検討している方に向けて、主要エリアの価格帯と、無理のない予算計画の立て方を、宅地建物取引士・二級建築士の視点から解説します。

目次

結論:松戸市の新築一戸建ては「エリア・広さ・総予算」の3つで考える

松戸市で新築一戸建てを探す際は、次の3つを整理することが大切です。

  1. 希望するエリアの価格帯を確認する
  2. 土地や建物の広さ、駅からの距離による価格差を理解する
  3. 物件価格ではなく、諸費用を含めた総予算を決める

2026年8月時点の不動産情報サイトでは、松戸市内の新築一戸建ての相場は、おおむね4,500万円前後から4,700万円前後が一つの目安として示されています。

アットホームでは、直近3か月の掲載物件をもとにした松戸市の新築一戸建て相場が4,499万円、LIFULL HOME’Sでは、建物面積100平方メートルを基準とした相場が4,730万円とされています。集計方法が異なるため金額には差がありますが、市内全体では4,000万円台半ばが一つの目安と考えられます。

ただし、実際の販売価格はエリアや物件条件によって、3,000万円前後から6,000万円を超えるものまで幅があります。

平均価格だけで判断せず、希望する地域ごとの価格帯を確認しましょう。

1.松戸市の新築一戸建てのエリア別価格帯

ここでは、SUUMOに掲載された駅徒歩15分以内、建物面積80平方メートル以上100平方メートル未満の新築一戸建てについて、2025年7月1日から2026年6月30日までの集計を参考に、主要エリアの価格帯を整理します。

なお、掲載価格は実際の成約価格とは異なります。また、同じ駅でも駅からの距離、土地面積、建物面積、道路条件、分譲会社などによって価格は変わるため、あくまで物件探しを始める際の目安としてご覧ください。

松戸駅・上本郷駅・松戸新田駅周辺

松戸駅、上本郷駅、松戸新田駅周辺では、建物面積80平方メートル以上100平方メートル未満の新築一戸建てについて、4,500万円台から5,500万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は、次のようになっています。

  • 松戸駅:約5,090万円
  • 上本郷駅:約5,190万円
  • 松戸新田駅:約5,090万円

松戸駅は複数路線を利用でき、東京都内へ通勤する方からも検討されやすいエリアです。

駅から近い物件や、土地・建物にゆとりのある物件では、6,000万円を超えることもあります。

一方、駅からの距離を広げたり、土地や建物の広さを調整したりすることで、4,000万円台の物件が見つかる場合もあります。

みのり台駅・八柱駅・新八柱駅周辺

みのり台駅、八柱駅、新八柱駅周辺では、4,400万円台から5,300万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は、次のようになっています。

  • みのり台駅:約4,990万円
  • 八柱駅:約4,890万円
  • 新八柱駅:約4,890万円

八柱駅と新八柱駅周辺は、京成松戸線とJR武蔵野線を利用できるため、交通の利便性を重視する方にも検討されやすいエリアです。

建物面積が100平方メートルを超える物件や、駅から近い物件では、5,000万円台半ば以上になることもあります。

交通の利便性と住宅の広さのどちらを優先するかによって、必要な予算が変わります。

新松戸駅・幸谷駅・小金城趾駅周辺

新松戸駅周辺では、建物面積80平方メートル以上100平方メートル未満の場合、4,400万円台から5,500万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は、次のようになっています。

  • 新松戸駅:約4,990万円
  • 小金城趾駅:約4,190万円

建物面積が100平方メートル以上120平方メートル未満になると、新松戸駅や幸谷駅周辺では、5,500万円台から6,000万円台の物件も多くなります。

同じエリアでも、建物面積が大きくなると必要な予算が大きく変わるため、部屋数だけでなく、家族に本当に必要な広さを整理することが大切です。

北松戸駅・馬橋駅・北小金駅周辺

北松戸駅、馬橋駅、北小金駅周辺では、3,700万円台から4,900万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は、次のようになっています。

  • 北松戸駅:約4,344万円
  • 馬橋駅:約4,298万円
  • 北小金駅:約4,190万円

松戸駅や新松戸駅周辺と比較すると、予算を抑えられる物件が見つかる可能性があります。

ただし、駅からの距離やバスの利用、道路状況などは物件ごとに異なります。

価格だけでなく、毎日の通勤や通学、買い物の負担も含めて比較しましょう。

常盤平駅・五香駅周辺

常盤平駅と五香駅周辺では、3,800万円台から4,800万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は、次のようになっています。

  • 常盤平駅:約4,340万円
  • 五香駅:約4,085万円

土地や建物にある程度の広さを求めながら、購入価格とのバランスを取りたい方にとって、検討しやすいエリアの一つです。

ただし、駅から離れた物件では、自動車や自転車を使う機会が増える可能性があります。

駐車場の使いやすさ、前面道路の幅、駅までの移動方法なども確認しましょう。

元山駅・六実駅周辺

元山駅と六実駅周辺では、松戸市内の中でも比較的購入価格を抑えやすい傾向があります。

掲載データの価格帯と中央値は、次のとおりです。

  • 元山駅:3,588万円から3,990万円、中央値約3,790万円
  • 六実駅:2,999万円から3,790万円、中央値約3,290万円

4,000万円以内で新築一戸建てを探したい場合は、検討対象に入れやすいエリアです。

一方で、勤務先や学校までの移動時間、日常の買い物、道路の混雑など、生活全体を確認する必要があります。

購入価格が低いという理由だけで決めず、家族の暮らし方に合うかを考えましょう。

矢切駅周辺

矢切駅周辺では、4,100万円台から5,000万円前後が一つの目安です。

掲載データの中央値は約4,490万円となっています。

北総線を利用する方にとっては検討しやすいエリアですが、土地の高低差や道路条件などは物件ごとに異なります。

現地では、駅までの実際の道のり、坂道、周辺の交通量なども確認しましょう。

エリア別価格帯のまとめ

松戸市内の主な価格帯を大きく分けると、次のようになります。

  • 松戸・上本郷・松戸新田周辺:4,500万円台から5,500万円前後
  • 新松戸・八柱・新八柱・みのり台周辺:4,400万円台から5,500万円前後
  • 北松戸・馬橋・北小金・常盤平周辺:3,700万円台から4,900万円前後
  • 五香・元山周辺:3,500万円台から4,600万円前後
  • 六実周辺:3,000万円前後から3,800万円前後
  • 矢切周辺:4,100万円台から5,000万円前後

この価格帯は、一定期間に掲載された物件をもとにした目安です。

販売される物件の数や条件によって相場は変動するため、購入を検討する時点で、最新の販売情報を確認する必要があります。

2.新築一戸建ての価格が変わる主な理由

同じ駅を利用する物件でも、販売価格には大きな差があります。

価格差が生まれる主な理由を理解しておくと、物件を比較しやすくなります。

駅からの距離

一般的に、駅から近い物件は価格が高くなりやすく、駅から離れると価格を抑えられる可能性があります。

ただし、駅から離れていても、バス停が近い、買い物施設が充実している、土地が広いなど、別の魅力を持つ物件もあります。

徒歩分数だけでなく、実際の道のりや交通手段を確認しましょう。

土地と建物の広さ

土地や建物が広くなるほど、販売価格は高くなる傾向があります。

SUUMOの掲載データでも、建物面積80平方メートル以上100平方メートル未満と、100平方メートル以上120平方メートル未満では、同じ駅でも中央値に数百万円以上の差が見られます。

広い住宅が必ずしも家族にとって使いやすいとは限りません。

使用目的の決まっていない部屋を増やすよりも、生活動線や収納の配置が家族に合っているかを確認することが大切です。

道路条件と土地の形

土地が接している道路の幅や方角、土地の形、高低差によっても価格は変わります。

整った形の土地は建物を配置しやすい一方、旗竿地や変形地では価格が抑えられる場合があります。

ただし、価格が低い土地には、車の出し入れ、日当たり、建物配置などに注意点がある可能性があります。

価格だけでなく、実際の使いやすさを確認しましょう。

建物の仕様と性能

耐震性能、断熱性能、窓、外壁、屋根、住宅設備などの違いも、販売価格に影響します。

同じような間取りに見えても、建物の仕様や保証、維持管理のしやすさが異なることがあります。

販売価格だけを比較せず、長く暮らすうえで必要な性能が備わっているかを確認することが大切です。

分譲会社や販売時期

新築一戸建ては、分譲会社の企画や販売方針によっても価格が変わります。

完成前と完成後で価格が変更されることや、同じ分譲地でも建物の位置や土地面積によって価格が異なることがあります。

値下げされている物件については、価格だけで判断せず、販売期間、建物の状態、周辺環境なども確認しましょう。

3.無理のない予算計画を立てる方法

新築一戸建ての予算を考える際は、金融機関から借りられる金額ではなく、家族が無理なく返済を続けられる金額を基準にすることが大切です。

予算計画は、次の順番で考えましょう。

1.購入後に残す預貯金を決める

現在の預貯金をすべて頭金や諸費用に使ってしまうと、購入後の急な支出に対応できなくなる可能性があります。

引っ越し後には、家具や家電の購入、設備の追加、車の買い替えなどが必要になることもあります。

まずは、住宅購入後も手元に残しておきたい金額を決めましょう。

2.毎月無理なく支払える金額を考える

住宅ローンの返済額は、現在の家賃だけを基準にせず、住宅購入後に増える支出も含めて考えます。

購入後には、次のような費用が必要です。

  • 固定資産税
  • 火災保険や地震保険
  • 建物や設備の修繕費
  • 駐車場や自動車に関する費用
  • 自治会費などの地域に関する費用

また、子どもの教育費や将来の貯蓄を続けられるかも確認しましょう。

3.金利が変わった場合も試算する

住宅ローンは、借入額、金利、返済期間によって毎月の返済額が変わります。

変動金利を選ぶ場合は、現在の金利だけでなく、金利が上昇した場合の返済額も確認することが大切です。

住宅金融支援機構では、借入額や返済期間などを入力し、毎月の返済額や資金計画を確認できる住宅ローンシミュレーションを提供しています。

複数の金利条件で計算し、どの程度までなら家計に無理がないかを確認しましょう。

借入額別の毎月返済額の目安

仮に、金利年1.5%、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしで計算すると、毎月の返済額は次のようになります。

  • 借入額3,000万円:約9万2,000円
  • 借入額3,500万円:約10万7,000円
  • 借入額4,000万円:約12万2,000円
  • 借入額4,500万円:約13万8,000円
  • 借入額5,000万円:約15万3,000円

これは一定の条件による概算であり、実際の返済額は適用金利や返済方法によって異なります。

また、物件価格と住宅ローン借入額は同じとは限りません。

頭金や諸費用を現金で支払う場合は、その金額も含めて資金を準備する必要があります。

物件価格以外に必要となる費用

新築一戸建ての購入では、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。

主な費用には、次のようなものがあります。

  • 仲介手数料
  • 登記費用
  • 住宅ローンの事務手数料や保証料
  • 火災保険料や地震保険料
  • 固定資産税などの精算金
  • 印紙代
  • 引っ越し費用
  • 家具や家電の購入費
  • カーテンレールや照明などの追加工事費
  • 網戸、テレビアンテナ、エアコンなどの設置費

新築一戸建てでは、販売価格にすべての設備や工事が含まれているとは限りません。

購入申込みを行う前に、入居できる状態にするまでの総額を確認しましょう。

希望エリアと予算が合わない場合の考え方

希望するエリアの価格が予算を超えている場合でも、すぐに予算を引き上げる必要はありません。

まずは、次のような条件を見直してみましょう。

  • 駅からの距離を少し広げる
  • 隣接する駅や地域も検討する
  • 土地や建物の広さを調整する
  • 必要な部屋数を見直す
  • 駐車台数を見直す
  • 新築一戸建てだけでなく中古住宅も比較する
  • 購入時期を見直す

例えば、松戸駅周辺で予算が合わない場合は、北松戸駅や馬橋駅方面まで範囲を広げることで、選択肢が増える可能性があります。

また、五香駅、元山駅、六実駅方面では、4,000万円以内で検討できる物件が見つかる場合があります。

大切なのは、価格を下げることだけではなく、家族がその条件を受け入れて生活できるかを確認することです。

物件見学で確認したいポイント

価格が予算内であっても、家族の暮らしに合わなければ、納得できる住宅購入にはつながりません。

物件を見学するときは、次の点を確認しましょう。

  • 駅まで実際に歩くと何分かかるか
  • 道路の交通量や歩道の有無
  • 車を出し入れしやすいか
  • 家具を置いた後も十分な広さがあるか
  • 収納の位置や容量が家族に合っているか
  • 日当たりや周囲からの視線に問題がないか
  • 家事や生活の動線が使いやすいか
  • 追加工事が必要な設備は何か
  • 洪水や地震などの災害リスク
  • 将来売却する場合も検討しやすい条件か

価格だけで物件を比較せず、購入後の暮らしと将来の維持費まで含めて判断しましょう。

まとめ

松戸市の新築一戸建ては、市内全体では4,000万円台半ばが一つの相場の目安ですが、エリアや物件条件によって価格には大きな差があります。

松戸駅、上本郷駅、新松戸駅、八柱駅周辺では、4,000万円台後半から5,000万円台の物件が多く見られます。

一方、五香駅、元山駅、六実駅方面では、3,000万円台から検討できる物件もあります。

新築一戸建てを探す際に整理したいポイントは、次の3つです。

  1. 希望するエリアの価格帯を確認する
  2. 駅からの距離や土地・建物の広さによる価格差を理解する
  3. 諸費用と購入後の生活を含めた総予算を決める

相場より高いか安いかだけで判断せず、その価格になっている理由を確認することが大切です。

「希望エリアではいくら必要なのか分からない」「住宅ローンをいくらまで借りてよいか不安」という場合は、物件を決める前に資金計画と希望条件を整理してみましょう。

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株式会社アルカンシェルホームでは、宅地建物取引士・二級建築士の岩崎卓也が、住宅購入に関する不安や疑問を一つずつ整理しながら、住まい選びをサポートしています。

松戸市を中心とした千葉県東葛エリアで、不動産売買の経験と建築士としての視点を生かし、資金計画、住宅ローン、土地、建物、間取りまで総合的に確認します。

物件を勧めることだけを目的とせず、ご家族が内容を理解し、納得したうえで住宅購入を進められるようお手伝いします。

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