結論
柏市で新築住宅を選ぶ際、住宅性能評価書を確認することで、外観や間取り図だけでは判断しにくい耐震性、断熱性、省エネ性、劣化対策、維持管理のしやすさなどを、共通の基準で比較できます。
ただし、住宅性能評価書が付いているだけで安心と判断するのではなく、
設計住宅性能評価書か
建設住宅性能評価書か
どの項目が評価されているか
それぞれの等級はいくつか
家族が重視する性能に合っているか
評価内容が売買契約の条件と一致しているか
まで確認することが大切です。
住宅性能評価書には、主に次の2種類があります。
設計住宅性能評価書
建設住宅性能評価書
設計住宅性能評価書は、設計図書や仕様書を基に、計画された住宅性能を評価した書類です。
建設住宅性能評価書は、施工中や完成時の検査を経て、実際に建設された住宅の性能を評価した書類です。
柏市で住宅性能評価書を見る際に確認したい主なポイントは、
評価書の種類
評価を受けた住宅の所在地
評価対象となる住戸
耐震等級
断熱等性能等級
一次エネルギー消費量等級
劣化対策等級
維持管理対策等級
評価年月日
評価機関
設計変更の有無
売買契約書や仕様書との整合性
などです。
住宅性能評価書は、単に「性能評価付き住宅」という安心感を得るための書類ではありません。
複数の物件を比較する
住宅の弱点を把握する
契約内容を確認する
将来の維持管理を考える
中古住宅として売却するときに資料として残す
といった場面で活用できます。
この記事では、柏市で新築住宅や中古住宅を検討している方に向けて、住宅性能評価書の見方と活用方法を、宅地建物取引士・二級建築士の視点から詳しく解説します。
柏市で住宅性能評価書を確認することが大切な理由
住宅を見学すると、多くの方は次のような部分に目が向きます。
外観デザイン
リビングの広さ
キッチン設備
収納
日当たり
駐車場
販売価格
もちろん、これらも住宅選びでは重要です。
しかし、住宅の基本性能には、見学しただけでは分かりにくいものがあります。
たとえば、
地震に対してどの程度の対策がされているか
断熱性がどの程度あるか
建物を長持ちさせる対策がされているか
給排水管を点検・交換しやすいか
省エネルギー対策がどの程度行われているか
といった内容です。
営業担当者から「耐震性が高い住宅です」「断熱性に優れています」と説明されても、住宅ごとに表現や基準が異なると、正確に比較するのは簡単ではありません。
住宅性能表示制度では、国が定めた共通のルールに基づき、登録住宅性能評価機関が住宅性能を等級や数値などで評価します。
新築住宅では、性能表示事項が10分野33項目に分けられ、そのうち4分野10項目が必須項目となっています。
共通の基準があることで、異なる施工会社や売主の物件でも、同じ項目で性能を比較しやすくなります。
住宅性能表示制度とは
住宅性能表示制度は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、住宅の基本的な性能を共通の基準で評価・表示する制度です。
評価を行うのは、国土交通大臣の登録を受けた登録住宅性能評価機関です。
設計図書の審査や、必要に応じた施工現場の検査を経て、住宅性能評価書が交付されます。
ただし、住宅性能表示制度は、すべての住宅に義務付けられた制度ではありません。
住宅供給事業者や住宅取得者などが、制度を利用するかを選択する任意の制度です。
そのため、住宅性能評価書がない住宅だから、直ちに性能が低いとは限りません。
一方で、評価書がある住宅は、第三者機関によって共通基準で評価された内容を確認できるというメリットがあります。
住宅性能評価書の有無だけで判断するのではなく、評価書がある場合は内容を読み、評価書がない場合は仕様書や設計図書などで性能を確認しましょう。
設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書の違い
設計住宅性能評価書
設計住宅性能評価書は、住宅を建てる前や施工中の設計段階で、図面や仕様書を基に性能を評価したものです。
主に確認する資料は、
平面図
立面図
構造図
仕様書
断熱材の仕様
窓やサッシの仕様
設備関係資料
などです。
設計住宅性能評価書で確認できるのは、「この設計内容で建築すれば、表示された性能になる」という設計上の評価です。
そのため、設計評価を取得しているだけでは、実際の施工現場で設計どおりに工事されたことまで確認したものではありません。
ただし、設計住宅性能評価書も、住宅の計画段階の性能を把握し、複数物件を比較するうえで重要な資料です。
建設住宅性能評価書
建設住宅性能評価書は、施工中や完成段階で登録住宅性能評価機関による検査を受け、建設された住宅について評価した書類です。
設計図書の審査だけでなく、工事中の一定の段階や完成時に検査が行われます。
設計住宅性能評価は設計図書を対象とし、建設住宅性能評価は建設工事や完成段階の検査を含むという違いがあります。
物件広告に「住宅性能評価取得」と書かれている場合は、
設計住宅性能評価書のみか
建設住宅性能評価書も取得しているか
を確認しましょう。
建設住宅性能評価書が交付されている住宅では、評価対象となる性能について、設計だけでなく施工段階の検査も行われている点が特徴です。
2つの評価書を混同しない
住宅販売の広告では、
住宅性能評価取得
性能評価付き住宅
住宅性能評価書あり
などと記載されることがあります。
この表現だけでは、どちらの評価書を取得しているのか分からない場合があります。
物件を比較する際は、
設計評価のみ
設計評価と建設評価の両方
現在は設計評価のみで、完成後に建設評価を取得予定
のどれに該当するかを確認しましょう。
住宅性能評価書を見る前に確認したいこと
物件と評価書が一致しているか
最初に、評価書に記載された住宅と、購入を検討している住宅が一致しているかを確認します。
確認したい内容は、
所在地
建物名称
号棟番号
住戸番号
申請者
評価年月日
評価機関
などです。
複数棟の分譲住宅では、隣の号棟と間取りや仕様が似ていても、評価内容が同じとは限りません。
必ず購入予定の号棟や住戸の評価書を確認しましょう。
評価書の発行時期
評価年月日も確認します。
設計変更が行われている場合は、変更後の内容が評価へ反映されているかを確認しましょう。
完成前の住宅では、設計住宅性能評価書が交付されていても、建設住宅性能評価書は完成後に交付されることがあります。
契約時点でどこまで取得済みなのかを整理しましょう。
評価機関
住宅性能評価書には、評価を行った登録住宅性能評価機関が記載されています。
売主や施工会社が自社で任意に付けた評価ではなく、登録住宅性能評価機関が制度に基づいて評価しているかを確認しましょう。
すべての項目が評価されているとは限らない
新築住宅の性能表示は10分野33項目で構成されていますが、すべての項目を必ず評価するわけではありません。
必須項目以外は、申請内容によって評価されていない場合があります。
空欄や対象外となっている項目があっても、直ちに性能が低いという意味ではありません。
その項目について住宅性能表示制度による評価を受けていない、という意味である場合があります。
家族が重視する項目が評価対象になっているかを確認しましょう。
住宅性能評価書で確認したい5つの重要ポイント
① 耐震性
住宅選びで特に関心が高い項目が、地震に対する建物の強さです。
確認したい内容は、
耐震等級
構造躯体の倒壊等防止
構造躯体の損傷防止
地盤や基礎に関する表示
耐風等級
などです。
耐震性能を見る際は、「耐震等級」という言葉だけでなく、どの評価項目についての等級なのかを確認しましょう。
住宅性能評価書では、地震による倒壊を防ぐ性能と、建物の損傷を抑える性能が別に表示される場合があります。
また、建物の耐震等級が高くても、地盤、敷地の高低差、擁壁、周辺の災害リスクは別に確認する必要があります。
耐震性能は、住宅評価書の等級だけで住宅全体の安全性がすべて判断できるわけではありません。
ハザード情報や地盤関係資料と合わせて考えましょう。
② 劣化対策
劣化対策は、柱や土台など、住宅の構造部分を長持ちさせるための対策を確認する項目です。
確認したい内容は、
使用される木材
防腐・防蟻対策
床下の換気
小屋裏の換気
外壁内部の通気
構造躯体の劣化を軽減する対策
などです。
等級が高いから、将来の修繕が不要になるわけではありません。
屋根、外壁、防水、給湯器、住宅設備などは、性能評価の等級にかかわらず定期的な点検や修繕が必要です。
劣化対策等級は、「建物を長く使用するために、構造部分へどのような対策がされているか」を見る材料として活用しましょう。
③ 維持管理・更新への配慮
住宅では、給水管、排水管、ガス管などの点検や交換が必要になる場合があります。
維持管理対策では、
配管が点検しやすいか
配管を交換しやすいか
点検口が設けられているか
構造部分を大きく壊さず維持管理できるか
などを確認します。
住宅購入時には、キッチンや浴室の設備に目が向きますが、配管の点検や交換のしやすさも、長期間住むうえでは重要です。
特にマンションでは、専用配管と共用配管の違いや、将来の更新方法も確認したいところです。
④ 断熱性・省エネルギー性
住宅性能評価書では、断熱性や設備の省エネルギー性能を確認できます。
主な項目は、
断熱等性能等級
一次エネルギー消費量等級
などです。
断熱等性能等級は、外壁、屋根、床、窓などを通じた熱の出入りを抑える性能を確認するものです。
一次エネルギー消費量等級は、
暖房
冷房
換気
給湯
照明
などのエネルギー消費に関する性能を確認するものです。
ただし、住宅性能評価書に高い等級が表示されていても、実際の光熱費が必ず一定額になるわけではありません。
光熱費は、
家族の人数
生活時間
冷暖房の使い方
設定温度
給湯の使用量
太陽光発電の有無
などによって変わります。
また、2024年4月から始まった建築物の省エネ性能表示制度による省エネ性能ラベルと、住宅性能評価書は別の制度です。省エネ性能ラベルでは、エネルギー消費性能や断熱性能などが表示されます。
書類の名称と評価制度を混同しないようにしましょう。
⑤ 家族が重視する性能
住宅性能評価書には多くの項目がありますが、すべての家庭が同じ性能を重視するわけではありません。
たとえば、
地震への備えを重視したい
冬の寒さや夏の暑さを抑えたい
光熱費を抑えたい
長く住める住宅を選びたい
高齢になっても暮らしやすくしたい
防犯性を重視したい
など、家族によって優先順位が異なります。
等級の数字を一覧で見るだけでなく、「自分たちが重視する性能が、どの項目に表れているか」を確認しましょう。
住宅性能表示の10分野
1.構造の安定に関すること
地震、風、積雪などに対する建物の強さに関する分野です。
耐震等級だけでなく、評価項目の名称や、倒壊防止と損傷防止の違いも確認しましょう。
2.火災時の安全に関すること
火災が発生した際の避難のしやすさや、延焼を抑えるための対策などに関する分野です。
共同住宅では、避難経路や共用部分との関係も重要になります。
3.劣化の軽減に関すること
住宅の構造躯体を長く使用するための対策を確認する分野です。
防腐、防蟻、換気などの対策が関係します。
4.維持管理・更新への配慮に関すること
給排水管やガス管などを、点検・清掃・修理・交換しやすくするための対策を確認する分野です。
長期間住み続ける場合の維持管理に関係します。
5.温熱環境・エネルギー消費量に関すること
断熱性や省エネルギー性を確認する分野です。
窓、断熱材、設備効率などが関係します。
6.空気環境に関すること
室内の化学物質対策や換気対策などに関する分野です。
使用する建材や換気設備を確認する材料になります。
7.光・視環境に関すること
窓の大きさや、室内に光を取り入れるための開口部などに関する分野です。
ただし、評価書だけでは、隣家の影や実際の日当たりまですべて判断できません。
現地確認も必要です。
8.音環境に関すること
床、壁、窓などの遮音性に関する分野です。
特にマンションや幹線道路沿いの住宅では、確認したい項目です。
9.高齢者等への配慮に関すること
段差、通路幅、階段、手すりなど、高齢者や身体機能が低下した方の暮らしやすさに関する分野です。
現在は若い家庭でも、老後まで住む場合は確認する価値があります。
10.防犯に関すること
玄関、窓、バルコニーなど、外部から侵入されやすい開口部の対策に関する分野です。
防犯設備だけでなく、敷地の死角や道路からの見通しも合わせて確認しましょう。
等級の数字を見る際の注意点
数字が大きいほど高い性能を示す項目が多い
住宅性能表示では、数字が大きいほど高い性能や対策水準を示す項目が多くあります。
ただし、すべての項目を同じ感覚で比較するのは注意が必要です。
項目によって、
等級
数値
対策の有無
対象外
など、表示方法が異なります。
数字だけを見ず、項目名と評価内容をセットで確認しましょう。
等級1だから違法という意味ではない
等級1が表示されているからといって、直ちに問題のある住宅という意味ではありません。
評価項目によっては、等級1が法令上求められる水準などを示している場合があります。
重要なのは、
家族が求める性能に足りるか
他の物件と比べてどうか
価格差に見合うか
を判断することです。
高い等級にも設計上のバランスがある
高い性能を目指すことで、
建築費が上がる
窓の大きさや配置に影響する
間取りに制約が生じる
設備や構造が複雑になる
場合があります。
高い等級を取得していることは重要な判断材料ですが、間取り、価格、暮らしやすさとのバランスも確認しましょう。
住宅性能評価書の活用方法
複数の物件を比較する
住宅性能評価書は、異なる施工会社や売主の物件を比較する際に役立ちます。
比較表には、
販売価格
土地面積
建物面積
間取り
耐震等級
断熱等性能等級
一次エネルギー消費量等級
劣化対策等級
維持管理対策等級
設計評価・建設評価の有無
などを並べましょう。
物件広告の印象ではなく、共通項目で比較しやすくなります。
売買契約前に内容を確認する
住宅性能評価書を契約時に提示する場合、その記載内容が契約内容として扱われることがあります。
国土交通省は、住宅性能評価書を契約時に提示した場合、反対の意思表示がない限り、評価書の記載内容を契約したものとみなす仕組みを案内しています。
契約前には、
評価書の内容
売買契約書
仕様書
販売図面
設計変更内容
が一致しているかを確認しましょう。
施工内容を確認する
建設住宅性能評価書を取得する住宅では、施工中や完成時に検査が行われます。
ただし、住宅のすべての施工箇所を常時監視する制度ではありません。
建設住宅性能評価書があることと、住宅に将来一切不具合が起きないことは同じではありません。
完成時の内覧や引渡し確認も丁寧に行いましょう。
入居後の維持管理に活用する
住宅性能評価書は、購入後も保管しましょう。
将来、
修繕計画を立てる
リフォームを行う
耐震性や断熱性を確認する
住宅を売却する
相続する
際の参考資料になります。
評価書だけでなく、
設計図書
仕様書
保証書
点検記録
修繕履歴
も一緒に保管しましょう。
住宅トラブル時に活用する
建設住宅性能評価書が交付された住宅などについては、指定住宅紛争処理機関による裁判外の紛争処理制度を利用できる場合があります。
住宅性能評価制度では、評価住宅に関する紛争を円滑・迅速に処理する仕組みが整備されています。
利用条件や対象となる住宅、費用などは、実際に相談する際に確認しましょう。
住宅性能評価書と混同しやすい書類
建築確認済証
建築確認済証は、建築計画が建築基準関係規定に適合していることを、工事着手前に確認した書類です。
住宅性能評価書とは目的が異なります。
検査済証
検査済証は、完成した建物が建築確認を受けた計画などに適合していることを、完了検査で確認した書類です。
検査済証があることと、高い住宅性能等級を取得していることは同じではありません。
長期優良住宅認定
長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅について、所管行政庁が認定する制度です。
住宅性能評価書と関係する評価項目はありますが、同じ制度ではありません。
省エネ性能ラベル・BELS
省エネ性能ラベルやBELSは、建築物の省エネルギー性能を表示・評価する制度です。
住宅性能評価書は、省エネルギーだけでなく、耐震性、劣化対策、維持管理など幅広い分野を扱います。
書類が何を評価したものかを確認しましょう。
建物状況調査
建物状況調査は、主に中古住宅の劣化状況などを確認する調査です。
新築時の住宅性能を等級で示す住宅性能評価書とは目的が異なります。
中古住宅に新築時の評価書が残っていても、現在の建物状態を確認するには、現地確認や住宅診断などが必要になる場合があります。
新築住宅で確認したいポイント
新築住宅では、次の点を確認しましょう。
設計住宅性能評価書があるか
建設住宅性能評価書も取得する予定か
取得済みの等級はいくつか
必須項目以外の評価を受けているか
広告表示と評価書が一致しているか
設計変更が評価へ反映されているか
契約書に評価内容が記載されているか
物件広告に「耐震等級3相当」などと書かれている場合は、住宅性能表示制度による評価書があるのか、それとも売主や設計者が独自に確認した表現なのかを確認しましょう。
「相当」という表現と、登録住宅性能評価機関が交付した評価書は分けて考えることが大切です。
中古住宅で確認したいポイント
中古住宅に、新築時の住宅性能評価書が残っている場合があります。
その場合は、建築時点の性能を知る資料として活用できます。
ただし、建築後の経過によって、
屋根や外壁が劣化している
雨漏りが発生している
増改築が行われている
設備が交換されている
断熱材や配管が傷んでいる
可能性があります。
新築時の評価書があるから、現在も同じ状態が保たれているとは限りません。
中古住宅では、
住宅性能評価書
修繕履歴
リフォーム履歴
物件状況報告書
建物状況調査
現地確認
を合わせて判断しましょう。
住宅性能評価書で見落としやすい注意点
評価書があればすべて安心と思う
住宅性能評価書は、評価対象となる性能を共通基準で表示するものです。
立地、周辺環境、施工後の維持管理、設備故障、将来の修繕まで保証するものではありません。
建設評価の有無を確認しない
設計評価だけを取得している住宅と、建設評価まで取得している住宅では、評価の段階が異なります。
広告の「住宅性能評価」という表示だけで判断せず、評価書の種類を確認しましょう。
耐震等級だけを見る
耐震性は重要ですが、住宅の快適性や維持管理には、
断熱性
省エネ性
劣化対策
配管の維持管理
間取り
日当たり
なども関係します。
一つの等級だけで住宅全体を判断しないようにしましょう。
評価書と契約内容を照合しない
評価書に高い性能が記載されていても、購入する物件や号棟と一致していなければ意味がありません。
所在地、号棟、評価年月日、設計変更を確認しましょう。
等級だけで住み心地を判断する
断熱等級が高くても、
窓の位置
吹抜け
日射
冷暖房設備
生活スタイル
によって、実際の住み心地は変わります。
評価書と現地確認の両方が必要です。
実際によくある住宅性能評価書の確認不足
設計評価だけなのに建設評価もあると思っていた
広告の「性能評価取得」という表示から、施工中の検査も行われたと思い込むケースがあります。
対策として、設計評価と建設評価のどちらがあるかを確認しましょう。
耐震等級だけで物件を決めた
耐震等級は高かったものの、断熱性や間取り、道路条件が家族に合わなかったケースがあります。
対策として、性能、立地、間取り、予算を総合的に比較しましょう。
等級の意味を確認しなかった
数字が表示されているため安心したものの、どの項目の等級か理解していなかったケースがあります。
対策として、項目名と等級の意味をセットで確認しましょう。
取得予定の評価書を確認しなかった
完成後に建設住宅性能評価書を取得する予定と聞いていたものの、契約書に記載がなかったケースがあります。
対策として、取得予定の評価書と等級を契約前に書面で確認しましょう。
中古住宅で新築時の評価書だけを見た
新築時の性能は確認できたものの、現在の劣化状態を確認せず購入したケースがあります。
対策として、修繕履歴や現在の建物状態も確認しましょう。
専門家コメント 宅地建物取引士・二級建築士 岩崎卓也
住宅性能評価書は、住宅の性能を比較するうえで、とても役立つ資料です。
特に、
耐震性
断熱性
省エネルギー性
劣化対策
維持管理
は、住宅を一度見学しただけでは判断しにくい項目です。
一方で、評価書に高い等級が並んでいるから、その住宅がすべての家庭にとって最適とは限りません。
二級建築士の視点では、
評価書の等級
間取り
窓の配置
日当たり
家事動線
収納
冷暖房計画
将来の維持管理
を合わせて確認します。
宅地建物取引士の視点では、
評価対象となる物件
広告表示
売買契約書
仕様書
保証内容
取得予定の評価書
契約条件
が一致しているかを確認します。
柏市で住宅を検討している方は、「住宅性能評価書があるか」だけでなく、
どの評価書があるのか
何が評価されているのか
等級はいくつか
家族に必要な性能か
契約内容と一致しているか
まで確認することをおすすめします。
住宅性能評価書は、住宅を自動的に選んでくれる書類ではありません。
家族が安心して暮らせる住宅を判断するための、重要な比較資料として活用しましょう。
FAQ|柏市の住宅性能評価でよくある質問
Q1. 住宅性能評価書とは何ですか?
国が定めた共通ルールに基づき、登録住宅性能評価機関が住宅の性能を評価し、その結果を記載した書類です。
Q2. 住宅性能評価書はすべての新築住宅にありますか?
すべての住宅に義務付けられているわけではありません。制度を利用して評価を受けた住宅に交付されます。
Q3. 設計住宅性能評価書とは何ですか?
設計図書や仕様書を基に、設計段階の住宅性能を評価した書類です。
Q4. 建設住宅性能評価書とは何ですか?
施工中や完成段階の検査を経て、建設された住宅について評価した書類です。
Q5. 設計評価だけでも意味がありますか?
設計された住宅の性能を共通基準で確認できるため、物件比較の資料として役立ちます。ただし、施工段階の評価とは異なります。
Q6. 耐震等級だけ確認すればよいですか?
耐震性は重要ですが、断熱性、省エネ性、劣化対策、維持管理、間取り、立地も合わせて確認しましょう。
Q7. 等級の数字は大きいほどよいですか?
高い性能を示す項目が多いですが、項目ごとに表示方法や意味が異なります。価格や間取りとのバランスも必要です。
Q8. 住宅性能評価書があれば不具合は起こりませんか?
不具合が一切起こらないことを保証する書類ではありません。完成時の確認や入居後の点検・修繕も必要です。
Q9. 中古住宅でも住宅性能評価書を確認できますか?
新築時の評価書が保管されていれば確認できます。ただし、現在の建物状態は別に確認する必要があります。
Q10. 柏市で住宅性能評価書の見方を相談できますか?
宅地建物取引士と二級建築士の視点を持つ不動産会社へ相談することで、等級、間取り、住宅性能、契約内容を整理できます。
まとめ
柏市で住宅を選ぶ際、住宅性能評価書は、目で見ただけでは分かりにくい住宅性能を確認するための重要な資料です。
確認したい主な内容は、
設計住宅性能評価書か
建設住宅性能評価書か
評価対象の物件が正しいか
耐震等級
劣化対策等級
維持管理対策等級
断熱等性能等級
一次エネルギー消費量等級
評価年月日
評価機関
設計変更の有無
契約書や仕様書との整合性
です。
住宅性能評価書を活用することで、
異なる物件を同じ基準で比較する
外観では分からない性能を把握する
契約内容を確認する
将来の維持管理を考える
売却時の資料として残す
ことができます。
ただし、住宅性能評価書があるからといって、立地、間取り、施工後の劣化、設備の故障などがすべて保証されるわけではありません。
柏市で住宅を検討している方は、
住宅性能評価書
現地の状態
間取り
周辺環境
道路条件
ハザード情報
購入予算
契約内容
を総合的に確認しましょう。
評価書の数字だけで住宅を決めるのではなく、家族が重視する性能と日々の暮らしに合っているかを確認することが、後悔しない住まい選びにつながります。
柏市の住宅性能評価・評価書確認は株式会社アルカンシェルホームへ
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株式会社アルカンシェルホームでは、物件探しだけでなく、
柏市の住宅性能評価相談
設計住宅性能評価書の確認
建設住宅性能評価書の確認
耐震等級の確認
断熱等性能等級の確認
一次エネルギー消費量等級の確認
劣化対策等級の確認
維持管理対策等級の確認
住宅性能評価書の比較
住宅性能評価書と広告内容の照合
住宅性能評価書と契約書の照合
住宅性能評価書と仕様書の照合
長期優良住宅の確認
省エネ性能ラベルの確認
建築確認済証・検査済証の確認
住宅性能の比較
間取り・生活動線の確認
日当たり・通風の確認
道路条件の確認
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会社概要
社名
株式会社アルカンシェルホーム
代表取締役
岩崎 卓也
資本金
200万円
設立
2024年5月22日
電話番号 / FAX
047-700-5720 / 047-710-6661
メールアドレス
info@arc-en-ciel-home.co.jp
所在地
〒270-2253
千葉県松戸市日暮2-6-1 清水ビル306号室
公式ホームページ
https://arc-en-ciel-home.co.jp/
事業内容
新築一戸建て仲介事業
新築一戸建て販売事業
中古住宅仲介事業
居住用不動産企画・設計事業
不動産コンサルティング事業
免許資格等
千葉県知事(1)第18675号
公益社団法人 全日本不動産協会
公益財団法人 不動産保証協会
宅地建物取引士 1名
二級建築士 1名
松戸市・柏市を中心に、住宅性能評価書の確認、建築士同行による物件見学、耐震性・断熱性・省エネ性の比較、住宅ローン相談、新築一戸建て・中古住宅・土地購入の相談まで幅広く対応しています。建築士と宅地建物取引士の両方の視点から、安心できる住まい選びをお手伝いしています。

